「光の館」は、光のアーティスト、ジェームズ・タレルの作品として第1回「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」(2000年)につくられました。
この実験的な作品は、彼の作品世界を滞在生活の中で
体験いただける、世界にも例を見ないものであり、瞑想のためのゲストハウス
として構想されました。
タレルはこの構想を、谷崎潤一郎の『陰翳礼讃(いんえいらいさん)』の
中から見出しました。
伝統的な日本家屋における親密な光に、自らが制作してきた光の作品を
融合させることを着想したのです。
越後妻有の豊かな自然の中、様々な光と向き合う時間を
過ごしていただきたいと思います。
©Gentaro Ishizuka